基準試走と指数:良走路編
オートレースの試走は予想する上で重要なファクタのひとつです。
予想する際に試走をまったく無視して予想する方は希少でしょう。

試走と結果の相関関係を考えた場合、試走の良し悪しによって補正を加えるべく 「基準試走」 というものを設けました。
一方 「指数」 「基準試走が試走タイムと一致した際の数値」 です。

「基準試走より試走タイムが0.01上回った場合に指数を+1補正する」 ことで指数の信頼度はUPすると思われます。
下記レースは20030810の川口11レースです。
下記レースをサンプルに良走路における補正の方法を解説します。


結果は 2連単 4−1 1620円 3連単 4−1−8 33310円。
各選手の試走タイムは以下の通りでした。

枠.選手 ハンデ試走 ハンデ補正※1基準試走指数  指数順位
1.若井  50 36    41   3473.2  3▲
2.加賀谷 40 37    41   3274.1  1◎
3.谷島  40 37    41   3272.5  7 
4.影山  40 34    38   3273.8  2○
5.土屋  40 39    43   3570.5  8 
6.福田  40 38    42   3373.1  4△
7.掛川  30 39    42   3673.0  5 
8.山田   0 43    43   4173.0  5 











※1 試走×100+ハンデ×0.1

一般によく用いられる、試走×100+ハンデ×0.1で算出したハンデ補正から解る通り、
38 と一番小さい  4.影山 は有力です。

次点は 41 1.若井 2.加賀谷 3.谷島 となり、3連単の穴の立役者 8.山田
43 とやや劣勢です。しかし、ハンデ補正さえ行えば2連単は的中できたレースと言えます。

一方、 指数 では、○−▲−無印(5番手)決着でした。

今度は 試走補正 を行ってみます。
基準試走を試走タイムが0.01秒上回る毎に+1補正します。

枠.選手 ハンデ試走 基準試走指数  試走補正※2指数順位着順
1.若井  50 36  3473.2  71.2  2○ 2 
2.加賀谷 40 37  3274.1  69.1  5  6 
3.谷島  40 37  3272.5  67.5  7  7 
4.影山  40 34  3273.8  71.8  1◎ 1 
5.土屋  40 39  3570.5  66.5  8  8 
6.福田  40 38  3373.1  68.1  6  5 
7.掛川  30 39  3673.0  70.0  4△ 4 
8.山田   0 43  4173.0  71.0  3▲ 3 











※2 指数+(基準試走−試走)

試走補正 を行うことで、○−▲−無印(5番手)決着のものが、◎−○−▲ となり2連単
3連単とも的中となります。また、指数順位と着順に注目すると、指数順位5位の 2.加賀谷
が6着、指数順位6位の 6.福田 が5着となっただけで、あとは指数順位どおりの決着でした。

指数補正 がうまくいった例ではありますが、3連単 33310円を ◎−○−▲。 全着順予想
準パーフェクト 試走補正 がまったく見当違いでないことを示してくれていると考えています。

当然のことながら指数順位とかけ離れた着順になるケースも多々あります。